2024年は12月21日が冬至の日
まだ少し先ですね(^^)
冬至とは、北半球において日の出から日の入りまでの時間がもっとも短い(=夜が長い)日のことです。
冬至がいつかは天文学的に決まり、毎年、12月21日か22日です。
冬至は古くから太陽の力が最も弱まる日として意識されており、それを境に再び日が長くなり始めることから、「再生」の象徴とされています。
冬至の食べ物といえばかぼちゃ。
なぜ冬至にはかぼちゃなのでしょう?
かぼちゃの原産地は中南米。もともと暑い国の野菜なので、かぼちゃは夏から秋に収穫されます。ただ、カットさえしなければ、風通しのいい涼しい場所で2~3カ月保存することが可能です。
かぼちゃは、体内でビタミンAに変わるカロテンや、ビタミンB1、B2、C、E、食物繊維をたっぷり含んだ緑黄色野菜。新鮮な野菜が少なくなる時期、これからの冬を乗り切るためにも、冬至という節目の日にかぼちゃを味わって栄養をつけよう…という先人の知恵なのです。
ただ、江戸時代の文献には「冬至にかぼちゃ」という内容の記述はなく、明治以降に生まれた比較的新しい習慣と考えられています。
もう一つの冬至の風習が柚子湯(ゆずゆ)。この習慣は江戸時代からあったようです。
1838(天保9)年に刊行された、江戸の年中行事を紹介する「東都歳事記(とうとさいじき)」によると、「冬至 今日銭湯風呂屋にて柚湯を焚く」との記述があります。
「冬至」を「湯治」にかけ、「柚子」を「融通が利く」(=体が丈夫)にかけて、お風呂屋さんが始めたとされています。江戸っ子ならではのしゃれたイベントですね。
冬至は「一陽来復」という言葉とも関連があります。
「一陽来復」は、悪い状況が良い方向へ転じることを意味し、昼が徐々に長くなり始める冬至にぴったりの表現です。
冬至の健康効果
冬至は日照時間が短いため、体内時計が乱れやすい日でもありますが、以下のことを意識すると健康を保つ助けになります。
1. 日中の光を浴びる
• 短い日照時間でも、外に出て太陽の光を浴びることで体内リズムを整えられます。
2. 温かい食事を摂る
• 冬至の食材(かぼちゃや生姜)を使った料理は体を温め、免疫力を高めます。
3. 入浴で体を温める
• ゆず湯だけでなく、普通のお湯でもゆっくり浸かることで血流が改善されます。
寒さから体を守り暖かくして、年末年始を迎えれるように準備をするといいですね♬
コメントを残す